【経済の話】ピーチ、那覇−福岡線就航 第2拠点化で東南アジア需要獲得へ

ピーチ、那覇−福岡線就航 第2拠点化で東南アジア需要獲得へ

Aviation Wire 7月20日(日)0時32分配信

ピーチ、那覇−福岡線就航 第2拠点化で東南アジア需要獲得へ

那覇を出発する福岡行き初便(ピーチ提供)

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は7月19日、那覇−福岡線を新設した。同時に、那覇空港関西空港に次ぐ第2拠点(ハブ)として運用を開始した。

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 那覇−福岡線は1日1往復で、運賃は片道4290円から2万1990円。福岡線開設により、那覇発着の路線は関西線と台北線を合わせて3路線となった。エアバスA320型機(180席)で運航する。石垣線については、パイロット不足により19日から運休し、8月31日で廃止する。

 那覇出発初便の福岡行きMM288便は、乗客174人を乗せて午後4時39分に那覇を出発し、午後6時23分に福岡へ到着。折り返しの那覇行きMM289便も乗客数は174人で、福岡を午後7時6分に出発し、那覇には午後8時41分に着いた。

 APJは4月に、機長不足による計画減便を発表。5月1日から10月25日までの全計画便1万2886便のうち、16.1%にあたる2080便が欠航する見込みだが、那覇空港の第2ハブ化は計画通りスタートした。

 那覇には13機運航するA320のうち、1機を夜間駐機する。那覇でも機体を整備できるようになったことで、柔軟な路線展開が可能になった。那覇−福岡線就航により、APJの路線数は運休中の那覇−石垣線を除くと国内10路線、国際6路線の計16路線となった。

 APJでは那覇空港の第2ハブ化により、東南アジアからの訪日需要獲得を目指す。国内のLCC(低コスト航空会社)では、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が6月12日、関空を成田に次ぐ第2ハブとして稼働させており、国内LCCでの第2ハブ稼働は2社目。

---運航スケジュール---
7月19日から9月20日
MM288 那覇(16:35)→福岡(18:15)
MM289 福岡(18:45)→那覇(20:25)

9月21日から10月25日
MM288 那覇(18:20)→福岡(20:00)
MM289 福岡(20:30)→那覇(22:10)

Tadayuki YOSHIKAWA


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