【経済の話】欧州株(終了):08年1月以来の高値、イタリアの銀行が主導

欧州株(終了):08年1月以来の高値、イタリアの銀行が主導

Bloomberg 5月27日(火)1時53分配信

  5月26日(ブルームバーグ):26日の欧州株式相場は上昇し、2008年1月以来の高値となった。欧州議会選挙でレンツィ首相の与党民主党の優位が確実になったことを好感し、イタリアの銀行株が買われた。

欧州の銀行株の指数はストックス欧州600指数の中で2番目に好調。ウニクレディトなどイタリアの銀行株がけん引した。フランスのコンピューターサービス会社アトスは11年11月以来の大幅高。同業ブルへの買収提案が買い材料になった。

ストックス欧州600指数4営業日続伸し、前週末比0.6%高の343.69で終了。2月4日に付けた今年の安値からは8.2%上昇。

コンパス・キャピタル(チューリヒ)のベネディクト・ゲーテ最高経営責任者(CEO)は「レンツィ首相への信認が確認されたことは、欧州中央銀行(ECB)の政策委員会を来週に控えてイタリア資産への信頼を高めた」と述べた。「ECBが6月5日に景気刺激措置を発表するとの期待を背景に欧州株は上昇している」と付け加えた。

原題:Europe Stocks Rise as Italian Banks Surge on Renzi PollVictory(抜粋)

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