【経済の話】ウクライナの債務保証コスト、2カ月ぶり高水準に上昇

ウクライナの債務保証コスト、2カ月ぶり高水準に上昇

ロイター 2月11日(火)2時8分配信

[ロンドン 10日 ロイター] -10日のクレジット・デフォルト・スワップCDS)市場で、ウクライナの債務保証コストが2カ月ぶりの高水準に上昇した。中央銀行が先週末、外貨購入の制限を含む資本規制を導入したことが要因。

通貨フリブナは先週半ばにつけた4年半ぶりの安値から、約5%上昇している。

コメルツ銀(フランクフルト)の通貨ストラテジスト、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は資本規制について、「安定につながるが、中長期的にはフリブナに悪影響を与え、将来的に外国資本を呼び込むことがより難しくなる」と指摘した。

格付け会社フィッチ・レーティングスは先週7日に、ウクライナの格付けを「Bマイナス」から「CCC」に2段階引き下げ、見通しを「ネガティブ」で据え置いた。政情不安を理由に挙げた。

マークイットによると、ウクライナの期間5年のCDSスプレッドは先週末取引終了時から38ベーシスポイント(bp)拡大し、1088bpとなった。


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