【経済の話】グーグル、糖尿病患者向け「スマート」コンタクトレンズを試作

グーグル、糖尿病患者向け「スマート」コンタクトレンズを試作

ウォール・ストリート・ジャーナル 1月17日(金)13時53分配信

 自動運転カーやバルーンを使用する高速インターネット回線の次にはコンタクトレンズが来るようだ。

 米グーグルの「グーグルXラボ」では、糖尿病患者向けの「スマート」コンタクトレンズをテストしている、と同社は16日にブログで明らかにした。ソフトコンタクレンズの2層の間にワイヤレスチップと小型血糖値センサーを組み込み、レンズを装着している間に、涙にたまるグルコース(血糖)の量を1秒に1回測定するよう設計されている。

 グーグルは、糖尿病患者が一日に何回も指から採血しなくても血糖値を測定し、これを効果的にコントロールできるよう支援したい構え。ただ、グーグルは「実用段階に至るには技術面で多くの課題を抱えている」と指摘している。

 ブログに掲載された予定表によれば、4人の幹部は昨年12月に米食品医薬品局(FDA)と会っている。これらの幹部には血液測定会社ラブコープの元チーフサイエンティスト、アンドリュー・コンラッド氏も含まれた。また先月交付された血糖値センターを盛り込んだワイヤレス・コンタクトレンズの特許を共有しているワシントン大学のブライアン・オーティス氏もこれに同席した。


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