【経済の話】<GDP>14年度見通し1.2%に 消費増税で下方修正

<GDP>14年度見通し1.2%に 消費増税で下方修正

毎日新聞 7月22日(火)12時50分配信

 内閣府は22日、2014年度の国内総生産(GDP)の実質成長率が1.2%程度になるとの見通しを明らかにした。今年1月時点では1.4%程度と見込んでいたが、0.2ポイント下方修正した。輸出の伸び悩みに加え、4月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動減も想定より大きくなる可能性があるため。

 一方、15年度の実質成長率見通しを初めて示し、1.4%程度と予想した。15年10月に消費税率を8%から10%に引き上げることを前提としているが、企業の設備投資拡大などが見込まれるとして、成長率は14年度をやや上回ると予想した。

 22日開かれた経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で示した。物価変動を反映させた名目成長率は14年度で3.3%と今年1月時点の見通しを据え置いた。名目成長率が実質を下回る「名実逆転」が17年ぶりに解消し、デフレ脱却が前進するとの見通しは維持する。【小倉祥徳】


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