【経済の話】楽天、航空事業参入へ エアアジアと合弁 中部空港拠点

楽天、航空事業参入へ エアアジアと合弁 中部空港拠点

朝日新聞デジタル 6月26日(木)12時35分配信

楽天、航空事業参入へ エアアジアと合弁 中部空港拠点

昨年3月、中部空港に初便として到着した際のエアアジア・ジャパン機

 ネット通販大手の楽天がマレーシアの格安航空会社(LCC)「エアアジア」と組み、航空事業に本格参入することが、26日わかった。エアアジアは昨年10月に全日本空輸との合弁会社エアアジア・ジャパン」から出資を引き揚げ、来年の日本再参入に向けて新たな提携先を探していた。中部空港を主な拠点とする計画だ。

 7月1日にも発表する。エアアジアはすでに新会社「エアー・イノベーション」を東京都港区に設立。代表取締役全日空との合弁会社で社長だった小田切義憲氏が就いた。事業開始に向け、エアアジア楽天が最大3分の1ずつ出資する方向で調整している。

 エアアジアは、機内サービスを省いたり、有料にしたりするかわりに低運賃を売りにする戦略だ。今回は楽天の子会社「楽天トラベル」のシステムをチケット販売に活用したり、使用料が比較的安い地方空港を拠点に使ったりして、国内のLCCをさらに下回る料金を目指すとみられる。

 定期便の就航は来年夏〜秋の見通し。3月には中部空港内に関連会社を設立した。成田、茨城、仙台空港などの活用も検討している模様だ。(篠健一郎、土居新平)

朝日新聞社


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