【経済の話】サントリー、米国に酒類本社機能 ビーム買収後に世界拡販へ

サントリー、米国に酒類本社機能 ビーム買収後に世界拡販へ

産経新聞 4月19日(土)12時10分配信

 サントリーホールディングス(HD)が、米蒸留酒大手ビームの買収後に酒類事業の本社機能を米国に移す方向で検討していることが19日わかった。ウイスキー「山崎」などの海外での販売拡大に向け、蒸留酒シェア世界4位のビームの販路を効果的に活用する。

 海外販路の構築も含めたサントリー酒類事業は従来、HD子会社のサントリー酒類が担ってきたが、ビーム買収後は米国の「ビームサントリー」(仮称)に司令塔を移し、ビームのマット・シャトック最高経営責任者が社長に就く。その上で、同社やサントリー食品インターナショナルなどグループ全体の戦略はサントリーHDが統括する。

 サントリーHDは160億ドル(1・6兆円)でビームを買収、同社を合わせた蒸留酒世界シェアは現在の10位から3位に飛躍する。買収手続きは、独占禁止法にからむ欧州連合(EU)の審査を待ち、6月までに完了する見通し。


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