【経済の話】成長目標、2%幅底上げ案 G20、経済減速に懸念

成長目標、2%幅底上げ案 G20、経済減速に懸念

朝日新聞デジタル 2月22日(土)21時29分配信

成長目標、2%幅底上げ案 G20、経済減速に懸念

主要国の2014年の成長率見通しは見直されるたびに下がっている

 豪州シドニーで22日開幕した主要20カ国・地域(G20)財務相中央銀行総裁会議で、世界経済の成長率を2018年までに2%幅底上げする目標をつくることを議長国の豪州政府が提案した。世界経済の数値目標をつくるのは異例。新興国経済が減速し、先進国にも勢いがないことへの強い危機感が背景だ。ただ、数値目標の設定には異論も出ている。

 成長率目標は豪政府が提案し、G20各国は23日午後にまとめる共同声明に盛り込むかどうか議論している。

 国際通貨基金IMF)によると、2013年の世界の経済成長率(見通し)は2・9%。今回の提案は5%程度まで成長率を底上げするというものだ。ただ、国別の目標を立てるわけではなく、実効性がどこまであるのかは不透明な部分もある。

朝日新聞社


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000033-asahi-bus_all
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します