【経済の話】2013年の各国年金基金、英国が日本抜き2位に=調査

2013年の各国年金基金、英国が日本抜き2位に=調査

ロイター 2月6日(木)12時47分配信

[ロンドン 5日 ロイター] - 2013年の年金基金資産残高で、英国が前年比13%増加の2兆ポンド(3兆3000億ドル)強と過去最高となり、1位の米国(18.9兆ドル)に次ぐ規模になった。コンサルティング会社タワーズワトソンの世界年金資産調査で判明した。

株式相場と英国債の利回りが上昇したことによるもの。2位だった日本(3兆2000億ドル)は3位に後退した。

英年金監督当局によると、6150の退職時給与年金基金の積立不足額は推計で2013年12月に276億ポンドとなり、前月の597億ポンドから縮小した。これにより企業のビジネス投資余地が拡大し、英国経済を押し上げる可能性がある。

英年金基金株式投資比率は50%と、2003年の65%から低下しているが、より保守的に債券に配分している日本(40%)やオランダ(35%)に比べ高かった。米年金基金株式投資比率は57%だった。

英国の対実質国内総生産(GDP)でみた年金資産の割合は131%と、10年間でほぼ2倍になったという。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000065-reut-bus_all
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します