【経済の話】プジョーに中国大手出資へ 仏政府と、計4200億円

プジョーに中国大手出資へ 仏政府と、計4200億円

朝日新聞デジタル 1月21日(火)10時22分配信

 フランスの自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)は20日、中国の自動車大手・東風汽車集団とフランス政府による30億ユーロ(約4200億円)の増資計画を進めていることを明らかにした。2月19日に予定する決算発表までの決定をめざす。

 PSAは20日、東風汽車と業務提携や増資の交渉を進めていることを認め、東風汽車と同等の条件で仏政府も増資に参加する方向だと発表した。増資計画の詳細は明らかにしていないが、現地の報道では、東風汽車と仏政府がそれぞれ7億5千万ユーロを出資して株式を14%ずつ持つ。創業家の持ち株比率はいまの約25%から14%に下がるという。

 業績が低迷するPSAは昨年12月、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との資本提携を解消するとともに、東風汽車と提携交渉を進めていることを明らかにしていた。20日に発表した昨年の自動車販売台数は前年より4・9%減の281万9千台だった。(ロンドン=星野真三雄)

朝日新聞社


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