【経済の話】1.1兆ドル規模の米歳出法案提出、オバマケア向け増額なし

1.1兆ドル規模の米歳出法案提出、オバマケア向け増額なし

ロイター 1月14日(火)14時16分配信

1.1兆ドル規模の米歳出法案提出、オバマケア向け増額なし

1月13日、米議会の代表者らは13日、再度の政府機関閉鎖の回避を目指した1兆1000億ドル規模の歳出法案を公表した。ワシントンの連邦議会議事堂で昨年12月撮影(2014年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 13日 ロイター] -米議会の代表者らは13日、再度の政府機関閉鎖の回避を目指した1兆1000億ドル規模の歳出法案を公表した。軍事費や国内プログラム向けの歳出をやや増やす一方、医療保険制度改革法(オバマケア)向けは増やさなかった。

現在の暫定予算が15日に期限切れを迎える中、議会は週内に歳出法案を通過させるため、3日間の延長措置が必要となる。

米上院歳出委員会のミクルスキ委員長(民主党)はこれに先立ち、歳出法案について、週内に議会で審議することで代表者間の合意が成立したと明らかにした。

再度の政府機関閉鎖という事態を少なくとも9月30日まで回避することを目指している。

法案は、2014年度の歳出削減措置を緩和。軍事費と国内の裁量的プログラム向け経費を450億ドルを上積みし、歳出総額は1兆0120億ドルとなる。また、通常ならば予算外で扱われるアフガニスタンにおける戦争経費として852億ドルを追加した。

一方、多くのプログラムが2013年度水準よりも微増となったり、従来よりも削減幅が縮小する中、オバマケア向けの増額はなかった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140114-00000078-reut-bus_all
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