【経済の話】自動車総連、5年ぶりベア要求へ

自動車総連、5年ぶりベア要求へ

読売新聞 1月10日(金)12時43分配信

 自動車関連企業の労働組合でつくる自動車総連は9日、東京都内で中央委員会を開き、今年の春闘で全社員の基本給を一律に上げるベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を5年ぶりに要求する方針を正式に決めた。

 具体的な要求金額は盛り込まず、ベアの水準は企業ごとの労働組合にゆだねる。今後はトヨタ自動車労働組合がどのような要求を掲げるかが注目される。

 今春闘では、自動車総連の上部団体である連合と金属労協はいずれも、ベアについて「1%以上要求する」と数値を示している。相原康伸会長は9日、記者会見で「決して連合や金属労協の要求方針から外れることはない」と述べた。

 自動車総連全体では目標値を示さなかった一方、自動車業界の業種間の賃金格差を縮小させるために、完成車メーカーを除く車体・部品、販売、輸送のそれぞれの業種では、連合の要求方針と同じ「1%以上」を掲げた。


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