【経済の話】クレディ・スイス:不要資産の圧縮急ぐ、計画前倒しへ

クレディ・スイス:不要資産の圧縮急ぐ、計画前倒しへ

Bloomberg 1月8日(水)1時42分配信

  1月7日(ブルームバーグ):スイスの銀行2位クレディ・スイス・グループは不要資産の圧縮をこれまでに公表したよりも速いペースで実施すると明らかにした。監督当局は借り入れ資金への依存を軽減するよう各行に促している。

クレディ・スイスが7日にウェブサイトで発表したところによると、同行は撤退を意図する事業でのリスク加重資産を2015年末までに58%削減する計画だ。昨年10月24日には41%削減すると発表していた。

同行は10月、プライベートバンキング投資銀行の両部門内に新たな部署を設置し、保持する計画のない資産および事業を移管すると明らかにした。今回はさらに、総資本に対する自己資本の比率である財務レバレッジも来年末までに76%縮小する方針だ。これまでの目標は52%縮小だった。

デービッド・マザーズ最高財務責任者(CFO)はこの日の電話会議で、「非戦略的部署をできるだけ早くなくすことが肝心だ」と発言。「それを速いペースでできればできるほど、より良い。明らかに監督当局はレバレッジへの注目を高めている」と述べた。  

原題:Credit Suisse to Accelerate Effort to Get Rid of UnwantedAssets(抜粋)

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