【経済の話】東電、秋から全国で電力販売…競争激化へ

東電、秋から全国で電力販売…競争激化へ

読売新聞 5月22日(木)13時19分配信

 東京電力は22日、10月から全国で電力販売を始めると発表した。

 関西電力中部電力管内の企業向けに販売する予定だ。

 2016年に予定される電力小売りの全面自由化をにらみ、地域や業種の壁を越えた競争が激しくなりそうだ。

 東電の100%子会社が同日、全国での電力販売を経済産業省に届け出た。本社が東京にある大企業などが、各地で展開する工場や店舗、支店向けに、省エネにつながるサービスと組み合わせて電気を売り込む。

 東電は東日本以外に発電所を持っていないため、電気は自家発電設備を持っている企業や、電力会社などが電気を売買する「卸電力取引所」から調達する。売上高の目標は、3年後に約340億円、10年後に約1700億円を見込んでいる。

 すでに関西電力中部電力が、国内の電力需要の約3割を占める首都圏での電力販売に乗り出している。東電もこれに対抗し、他電力の管内に進出する。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00050077-yom-bus_all
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します