【経済の話】中国豚肉加工の万洲国際、業界過去2番目の大規模IPOへ

中国豚肉加工の万洲国際、業界過去2番目の大規模IPOへ

ロイター 4月10日(木)13時38分配信

[香港 10日 ロイター] - 中国の豚肉加工大手、万洲国際(WHグループ、旧社名・双匯国際)は10日、最大53億ドル規模となる香港市場での新規株式公開(IPO)をローンチした。

食品・飲料企業によるIPOとしては米クラフトフーズ(2001年6月)の87億ドルに次ぐ過去2番目の規模となる。

ロイターが確認したタームシートによると、万洲国際と株主の一部は1株当たり8.00─11.25香港ドルで36億5000万株をオファーする。内訳は約8割が新株発行で、残りは既存株主による売り出し。

IPO規模は最大で410億6000万香港ドル(53億ドル)に達する。アジア太平洋地域のIPOとしては2010年10月に205億ドルを調達した保険会社AIAグループ<1299.HK>以来の大型案件となる。

幹事会社がグリーンシューオプションを行使すれば、IPO規模は61億1000万ドルに膨らむ可能性もある。

売り出しを行う既存株主には、ゴールドマン・サックス<GS.N>の子会社、シンガポール政府の投資機関テマセク・ホールディングス<TEM.UL>、中国のプライベートエクイティ(PE)である鼎暉投資(CDHインベストメンツ)が含まれている。

また、中国の温家宝・前首相の息子、温雲松(ウィンストン・ウェン)氏が創業したPE、新天域資本(ニュー・ホライズンズ)も一部保有株式を売り出す。

プライシングは4月22日、上場は同30日に予定されている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140410-00000072-reut-bus_all
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