【経済の話】1月の米消費支出は0.4%増、寒波で暖房需要が拡大

1月の米消費支出は0.4%増、寒波で暖房需要が拡大

ロイター 3月4日(火)1時40分配信

1月の米消費支出は0.4%増、寒波で暖房需要が拡大

3月3日、1月の米個人所得は前月比0.3%増、消費支出は0.4%増だった。写真はニューヨークで買い物袋を手にする人。2009年12月撮影(2014年 ロイター/Finbarr O'Reilly)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日に発表した1月の個人所得・支出統計によると、消費支出は前月比0.4%増となり、予想の0.1%増を上回った。暖房需要の拡大によりサービス部門の支出が2001年10月以来の大幅な伸びを示したことが主な押し上げ要因となった。

12月分は0.1%増と、速報値の0.4%増から下方修正された。

1月はサービス部門の消費支出が0.9%増。異例の寒波に見舞われたことで、暖房用需要が増大したことが背景。公益費の支出が増えたことで、財に対する消費は0.6%減少した。

ただ、寒波の影響でサービス支出が押し上げられたものの、インフレ圧力は引き続き抑制されていることが確認された。

個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.1%上昇。12月の0.2%上昇から減速した。前年比では1.2%上昇。12月は1.1%上昇だった。

食品とエネルギー価格を除いたコアPCE価格指数は前月比0.1%上昇と、7カ月連続で上昇率が変わらなかった。前年比では1.1%上昇。12月は1.2%上昇だった。

PCE価格指数、コアPCE価格指数の前年比での上昇率はともに米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を下回っている。

インフレ調整後の消費支出は0.3%増。12月は0.1%減だった。物価調整後の実質的な消費支出が増加したことは、第1・四半期の国内総生産(GDP)の押し上げ要因となる可能性がある。

個人所得は前月比0.3%増。12月は横ばいだった。インフレ調整後では0.3%増。前月は0.2%減だった。

個人貯蓄率は4.3%増と、前月から横ばい。ただ、実質ベースでは前年3月以来の低水準となった。

*内容を追加して再送します。


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