【経済の話】<志賀原発>活断層調査を終了 評価は会合で議論

志賀原発活断層調査を終了 評価は会合で議論

毎日新聞 2月23日(日)20時52分配信

 北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)の敷地内の断層が活断層かどうかを判断する原子力規制委員会有識者調査団の現地調査は23日、2日間の調査を終えた。島崎邦彦委員長代理は、断層の評価について「(後日の)会合で議論すべきだ」として言及せず、北陸電に追加のボーリング調査を要請したことを明らかにした。

 この日は、1号機、2号機それぞれの原子炉建屋西側を走り、活断層と指摘する専門家もいるS−6断層などを調査。S−6が走る岩盤は風化が進んでおり、活動性を議論した。

 また、1.4キロ東を南北に走り、北陸電が「活断層の可能性を否定できない」としている福浦断層(長さ約2.7キロ)も調査溝(縦20メートル、横7メートル、深さ4メートル)などを確認した。島崎委員長代理は「活動性があるという意見」とした上で、原発敷地内の断層と連動するかは今後の会合で議論すべきだとの考えを示した。

 志賀原発では、敷地内を8本の断層が走り、このうち活断層との指摘があるS−1断層など2本が、1号機と2号機の原子炉建屋直下を通っている。【吉田卓矢、大原一城】


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140223-00000085-mai-bus_all
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