【経済の話】第一生命、低価格保険に参入へ 損保ジャパン子会社買収
第一生命、低価格保険に参入へ 損保ジャパン子会社買収
朝日新聞デジタル 2月12日(水)10時45分配信
第一生命保険が、低価格の保険商品販売に乗り出すことが12日わかった。損害保険大手の損保ジャパンの子会社を買収し、同社を通じて低価格商品を販売する。生保業界ではインターネット専業会社や外資系を中心に価格競争が激化しており、第一生命も低価格商品を強化する。
第一生命が買収するのは、損保ジャパンの子会社で通信販売やネット販売を行う「損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険」。全株式を約50億円で買収する方針で、近く正式合意する。9月末までに買収を完了し、社名を変えて、来年10月にも新ブランドの低価格商品を発売する。
第一生命は営業職員の訪問販売が中心だが、新ブランドの保険は、各社の商品を販売する独立系の保険販売店や銀行の窓口を通じて売る。通常より保障内容を絞り込み、価格の安さを前面に押し出し、若年層を中心に販売を伸ばす狙いだ。
低価格の保険商品では、ネット系や外資系のほか、損保も子会社を通じて参入してシェアを伸ばしている。
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