【経済の話】米リニア構想、日本政府が融資提案 5千億円規模

米リニア構想、日本政府が融資提案 5千億円規模

朝日新聞デジタル 1月5日(日)23時47分配信

米リニア構想、日本政府が融資提案 5千億円規模

米国東海岸のリニア構想

 米政府が米国内で進める超伝導リニア構想をめぐり、日本政府が総工費の半分程度を国際協力銀行JBIC)を通じて融資する意向を米側に伝えていたことがわかった。総工費は約1兆円にのぼる可能性があり、日本側は融資額を5千億円規模と見込んでいる。安倍政権は昨年2月の日米首脳会談でリニア技術の提供を提案しており、資金面の支援もあわせインフラ輸出を加速させたい考えだ。

 複数の関係者が明らかにした。両政府が協力を検討しているのは、米国政府が建設を検討しているワシントン―ボルティモア間(60キロ)。JR東海のリニア技術を念頭に置いている。

 昨年2月の首脳会談で、安倍首相が「リニア技術の導入を日米協力の象徴として提案したい」と述べ、オバマ米大統領は関心を示した。その後、両政府間での検討で、総工費が約80億ドル(約8千億円)になるケースを想定した。日本側は為替の変動などを踏まえて約1兆円にのぼる可能性があるとみて、JBICを経由した5千億円規模の融資を米側に提案した。

朝日新聞社


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