【経済の話】グーグル、ロボット開発に本腰? 関連企業を次々買収

グーグル、ロボット開発に本腰? 関連企業を次々買収

朝日新聞デジタル 12月17日(火)22時37分配信

 【ニューヨーク=畑中徹】米インターネット検索最大手のグーグルが最近、ロボット開発のベンチャー企業を次々と買収している。この半年間に買収したロボット関連企業は判明しているだけで8社。本業はネット検索だが、メガネ型端末から自動運転車、ロボットまで新分野にどんどん手を広げている。

 グーグルが軍事用のロボット開発で知られる米国のボストン・ダイナミクスを買収したと、複数の米メディアが16日までに伝えた。ボストン社は1992年の創業で、米軍などと共同でロボット開発を手がける。「困難な地形でも歩ける」「4本足の動物のように高速で走る」ロボットなど、ユニークな開発が特徴だ。グーグルは買収目的などを明らかにしていない。

 グーグルはボストン社を買収する前に、少なくとも7社の世界のロボット開発ベンチャーを買収済みだ。この中には東京大学OBがつくったヒト型ロボットを製造するベンチャー「SCHAFT(シャフト)」も含まれる。グーグルはロボット事業をすぐに展開するわけではなく、部品組み立てなどに使える産業用ロボットを中心に開発するとの観測が出ている。

朝日新聞社


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